企業利用で盛り上がるJXTA

PCWorld.com - Sun Sends P-to-P to Work

JXTAは企業向けシステムの中で人気が出てきているという生地。

JXTAの登録済み開発者は16200人だそうで(1年前12000人)。

Sunは数年来JXTAは放置してきたが、director for advanced technologiesのSotoによるとSun製品にJXTA技術が搭載される方針が決まりかけているということだ。JXTAが活躍するであろう場面はSunのJava Enterprise Systemで、いわゆるSun ONEである。例えば、JXTAがFWやNATを妨害しないことから、IMコンポーネントのパフォーマンスやスケーラビリティを改善することができるというのが利点である。

JXTAを使う企業もぞくぞくと現れてきている。VerizonはJXTAをつかって、iobiという電話管理サービスを始めた。JXTAP2Pの仕組みを使えば、メールサーバーやストレージを運用する費用を節約することができるというのが採用の理由だ。VerizonはMSのP2Pアーキテクチャも試したけど、結局JXTAの拡張性の高さに引かれた採用したとのこと。

Nokiaでも、社内で利用されているインフラサーバーの中でJXTAは使われている。サーバーがオフラインになっても、自動的に見つけ出してくれるし。復旧したときには、最新のソフトウェアを送りつけてくれる。これはまるで自律したコンピューティングみたいだ。
Brevient TechnologyではJXTAをファイル交換やウェブ会議システムの通信プロトコルとして利用している。この使い方は王道だな。

日本側でも石原さんやかとうさんたちが活動しており、チームが積極的な動きを見せているので、楽しい感じになってきたみたい。