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3.Weblog/SNS Affiliation based E-Commerce の広がり
以前からネットで言えばAllaboutのエクスパート・システムとか、日本のデパートで言えばプランタン銀座の「カリスマバイヤー」みたいな仕組みをアフィリエイトと組み合わせるっていうものが、SNSで更に繋がりが強化されて普及していくということか。

ただし現在は残念ながらこのエクスパートシステムがうまく機能しているとは言いがたい状況である。理由は詳細に落とし込んで分析ができていないが、例えばAllaboutではエクスパートがエンドユーザーが求める情報を適切に提供する本当のエクスパートに程遠く、Googleで検索しても引っかかるケースがあまりないことからページビュー(PV)が低く、そもそものPVが低いがため総じてアフィリエイトをやったところで対して貢献はすまい、ということなのかもしれない(#Aboutってアフィリエイトやってなかったよね?)。

一般的にいうコミュニティという奴もそうだ。以前ひろゆきと話していたのだが、2ちゃんねるはまとめると巨大な掲示板群だが、板、スレッドと落ちていくとドンドンユーザーが少なくなっていく。だから一つ一つのスレッドで何かプロモーションやろうとしてもうまくいきにくいのだとかなんとか言っていた。

Blogでは多くの個人が物を書いている。そして彼らの多くは三日坊主だ。なぜなら継続的に物を書くというのは結構しんどい作業だから。膨大な数のBlogが生成され、膨大な数だけ死んでいく。この「膨大な」というのはBlogという「簡単コンテンツ輩出システム」によって個人ウェブサイトなんかよりもずっと多い数になっているし、XMLRSS、そしてPageRankの関係性からGoogleは個人のBlogに我々をいざなう可能性が高い。

SNSは、友達の友達を辿れるツールである。これまで人間の繋がりの研究は多くの研究者が試みてきた(詳細は、 Amazon.co.jp: 本: 新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く)。それをツールとして可視化し、友達ディレクトリとしての価値を上げたのがSNSだ。しかしながら、SNSはまだ道半ばだった。なぜならこの膨大な友達の友達ネットワークの中から、自分に合う友達を探し出すのはまだまだ困難だったからである。そして、今も困難だ。

OrkutGoogleを通じてやろうとしていることが、この友達検索なんだろう。Eric Shimidtは

「検索の問題の一つは、人間を見つけられないことだ。こうした交流ネットワークには膨大な情報があると当社はみている」(ITmediaニュース:Google、交流ネットワークを検索に統合へ)
と語っていることからも明らかだ。

Googleでうまい検索を行っている人のパターンはきっとこうだろう。「site:」で検索対象となるウェブサイトを絞り「filetype:」で対象となるファイルタイプを絞る。これだけでも十分絞り込みはうまくなる。更に「daterange:」で更新日時まで切れば完璧か?

GoogleBloggerを買って「site:blogger.com」を通じたBlogの中での効率良い絞込み及び「filetype:rss or rdf」でRSS検索による検索の効率性向上のベースを手に入れた。この二つの検索を行った上で次に「site:orkut.com」(又は独自な演算子?)を行うことで、人間の絞込みまで行える(*)。