SNSを見ると、個人のプロフィールで自分のBlogを持っている率が極めて高い。

閑話休題

まとめると、Blogだけではコマースに対してパワーを発揮できない。それは特に日本においては、影響力を発揮する程のパワーを持つ人間がピュアなネットビジネス関係者にはあまりおらず、更にリアルでパワーを発揮している人間はネットには中々進出してこないし、Blogをはじめてもらうには仕掛けを行う人のパワーと忍耐力が必要になる(*)。この点は梅田さんも触れている(CNET Japan Blog - 梅田望夫・英語で読むITトレンド)。

#その点、ココログはすげぇなぁ。

加えてSNSだけでもうまく行かない。友達のネットワークの可視化には成功したものの、検索性が弱くリンクを丁寧に辿ってもお望みの友達にあたる可能性は極めて低い。

そこでBlogでの時系列でのポスト状況とカテゴリの分析により「個人情報履歴」、SNSでの「友達ネットワーク」、更にGoogleでの「高速検索性能」を組み合わせることなしにコマースの入り口に立つことはできない。

その際に「1. ライトな個人認証ビジネス」で触れたように、個人は利便性のためならどの程度まで個人情報を晒すのかを考えなくてはならない。Googleはやろうとすれば、電話番号を入力するだけでGoogleのキャッシュに残る膨大な情報とSNSの友人ネットワークを辿り、本人の詳細な情報まで辿ることができる可能性が高いわけだから。

更にある人の名前とある人の名前を入力するだけで、SNSから「何ホップの繋がりです。この2人の共通する欲しいものリストはAAA。今すぐFroogleでお買い物」みたいなこともできるわけだからたまらない。

まとめると
・BlogやSNSにおける個人情報について色んな数値の相互関係性を見なくちゃならない。
・家電のSNS化はまだ先そう。でも携帯電話のネットワーク更新機能でユーザーが慣れれば以外に早い?
・Blog、SNS上を統合するのに重要なのは検索機能。
・コマース機能は検索機能がつくともっと便利になる。
以上です。