バイオとネットの違いは何か?

友人Tとの深夜のIM議論でのお話をちょこっとアップ。
「バイオ業界は技術と社会についてかなり倫理的な合意が発達してるけどソフトウェア/インターネットはあまり発達してない。なぜか?」
ということについて。

考えるポイントとして
・業界としての経過時間の長さ、歴史
・命に関わる確率が高いか、低いか。
・社会的メリットが大きいか、小さいか。
ってのを見てみた。

バイオは、新薬の開発等で直接的に人に与える影響が大きい。人の生死を司るケースも多い。よって、例えば薬には許認可制が敷かれる。
人の命は地球よりも重いという原則の元、社会的メリット、つまり人の命を犠牲にしてまで前に進むイノベーションは認められない。

ネットは、これまで直接人の生死に関わるケースが見られなかった。だから、自由に開発できてきた。
ネットを制限することは、人の生活を向上させるために必要なイノベーションを阻害することに繋がる。これは社会的なメリットを失わせることに他ならない。だからこそ、生死にあまり関係の無いネットはある程度自由にやらせておいたほうが良いはずだ。

とりあえず、メモということで。ネットと規制はどうあるべきか、みたいな話をしてみた。