AERAの2ちゃんねる記事

AERA(Asahi Shimbun Weekley AERA 2004.7.12)を2ちゃんねる特集のためだけに購入。2ちゃんねる関連企業図だけが良くできている。特集の内容自体はライブドアリクルート2ちゃんねるを買収するかもよ、リクルートは3億円を提示したんだよ、というくらいの内容で大して面白くも無い。あとは2ちゃんねるがどうやって収益を上げていて、存続しているかみたいな話。

2ちゃんねる

2ちゃんねる関連企業

  • したらばJBBS by メディアクリップ
  • PINKちゃんねる
  • まちBBS
    • サーバー提供 by NHN Japan (NHN Corporation 韓国)

この中でひろゆきが代表になっているのは、東京プラス、東京アクセス。東京プラス、東京アクセスは2ちゃんねるへの広告を一手に引き受けている会社であり、2ちゃんねるのメディア特性を生かし、アングラ寄り広告を掲載することで収益を上げている。広告枠は一ヶ月で150万程度であり、出稿側も効果に満足しているようだ。

また、2ちゃんねるに対して検索機能を提供している未来検索ブラジル、したらばを運営するメディアクリップの役員又は株主となっている。

2ちゃんねるという存在で広告によって収益をあげ、更に周辺にも2ちゃんねる関連企業をつくり、ひろゆき本人だけではなく、その他の企業にもそれなりの売上(当然売上の多寡はあるだろうけども)をもたらしているのは、見事だと思う。この点が、AERAの記事で最も印象的だったことである。

AERAの取材だとひろゆき2ちゃんねるに飽きているとあったが、それは本当だろうと思う。しかしながら、2ちゃんねるを作り上げてきたのはひろゆきであって、ひろゆきだからこそ2ちゃんねるがあるわけで、これを誰か別なひとができるかといえば絶対無理だろうと思う。ゆえに買収する場合でもひろゆきが残ってくれることが前提なのだろうが、ひろゆきは買収されたらおそらくは管理人はしないだろう。なにせ飽きてるし。

昨日某集まりでひろゆきと会ったが最近熱いのはブラジルみたい。前述のとおり、ひろゆき2ちゃんねるに飽きているという事実から、当面は今ある2ちゃんねる周辺で検索サービスを提供していく路線は堅いだろうが、今後はそれにとどまらず色々なサービスを検索サービスか、他の新サービスを展開していくんだろうと思うので、楽しみだ。なにせ飽きているわけで。